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¥2,000(税込)
ショップくうねあで生まれた作品たち、
それぞれのストーリー。
お話をお聞きしたのは
MOTTAINAI BATON 株式会社 代表
目取眞興明(めどるまこうめい)さん
広島市農業振興協議会 祇園町農事研究会パセリ部会 副会⾧
庄田俊三(しょうだしゅんぞう)さん
株式会社くうねあ 代表
堀江大園⾧
「ひろしまロマンチックカレー祇園パセリ入り」
このレトルトカレーの誕生秘話を知る三人の方にお集まりいただきました。
「もともとうちの園の給食が美味しいと保護者から評判で
それなら何か一品でもご家庭に持ち帰れたら
忙しい中、夕飯作りの役に立てるかなと思ったのがきっかけです」
「はい、それでおつきあいのあった仕入れ業者に相談していたのですが製造数などで折り合わずあきらめていたところに、突然、目取眞さんから『地元名産品のレトルトカレーをつくりませんか』とメールが来たんです」
「ちょうど広島県の教育機関と話が進んでいて、せっかく広島行くならと保育や幼児教育までアプローチしていたんです」
「それでよく聞いてみると、食品ロス問題に挑んでいて地元の生産者と組んで地域に貢献したいと。まずそこにビビッときたんですね」
「私のいい保育園の条件は、地域に愛され支えられていることと考えていたので、何か共通する思いを感じたんです」
「最初、地元名産品といえば広島菜しか思い浮かばなかったのですが、ここの園のすぐ近くにJAがあり、祇園パセリと大きく書いた軽トラがいつも停まっているんです」
「それで思い出したんですが、パセリ畑は園児たちのお散歩コースにもなっていて、途中で採れたてのパセリや根野菜をいただいてその日の給食に使わせてもらったことが何度かありました」
「それで、近くで農園を営む元園児の保護者さんに相談し、その紹介で出会ったのが祇園パセリ農家の庄田さんだったんです」
「お二人とはJAで会ったんですが、その時市場に出せないようなものが欲しいと言われて、いやいや祇園パセリはA級品しか出さないと、パセリ愛を熱く語りました」
「いやぁ衝撃的でした」
「パセリって刺身や総菜の飾りだと思ってるでしょ。
そういうパセリ農家は毎年苗を買って広い敷地でハウス栽培してドンと出荷するけど、
祇園パセリは戦後すぐ譲り受けた種をずっと守り抜いてるんです。
ここ祇園地区の肥沃な段々畑で、種まき、栽培、収穫、採種、優良種の選別をすべて手作業でやってるんですよ」
「葉の柔らかさを確かめながら摘んで
収穫前には冷水で根元を洗ってシャキッとさせる。
本当に手間暇かけてるから
祇園パセリは葉の縮れが細かくてやわらかい。
香りはさわやかで、生でも甘く美味しく食べられるんですよ」
「しかもパセリは栄養の宝庫と言われてて、ビタミンCなんかレモン以上です」
「いろんなところで熱く語って10年かかりました。
でもそのかいあって、広島市や県からは伝統野菜に認定され
特許庁では“パセリ”としては初めて地域団体商標として登録されました」
「今では伊勢丹など関西・首都圏の百貨店に卸し、有名レストランともお付き合いがある」
「コラボ商品としてはスムージーや春巻き、ジャムにも使われていて、今でもお話はいただいているけど値段が合わず断念するところも多いんです」
「そう!びっくりしました。
1㎏当たりは和牛の値段と同じなんです」
「いやいや私一人じゃ無理。
丹精込めた有限のパセリ、簡単には決められない。
祇園のパセリ農家のパセリ部会があって
もう増産難しいから約束できないとも言われたの。
それでも今回協力しようとなったのは
『よく散歩で声かける、あのこどもたちの園ね。パセリもあげたことあるわ』
という農家さんの一言。
うちの飼い犬も庄田さんちのモモちゃんとよく声かけてくれるしね」
「偶然はまだあって、兵庫県でクラフトコーラを作っているところから製造中に出るコーラカスがあると言われそれが相当甘い。これは祇園パセリに合うと思って初めて使ってみたんです」
「そうギャンブルでしたが、これがうまくいった」
「さらに規格外の広島産トマトも大量に使っていて味の良いアクセントになりました」
「実験的でしたがそれで試作を繰り返し二つにまで絞って、最後は園児も一緒に食べ比べをしたんです」
※その試食会の様子はこちら
「そう、あとくすの木のキッチンさんやスタッフさんも併せて10人で食べて、どっちも美味しくて難しかったけど決め手は子どもたちの即決だったよね」
「そうそう」
「こどもたちはパッケージにも協力してくれています。
自由に発想して描いてくれたかわいい絵をシールにして貼りつけました」
「30種類くらいある絵を手作業で貼りつけています」
「さきほど偶然が続いたみたいな話がでましたが、必然的な縁かなと思っています。
食品ロスという世界の問題に挑んでいる目取真さんの思い、
伝統ある祇園パセリを何年もかけて全国ブランドにした庄田さんの誇り、
その話を聞いたときにじ~んとロマンを感じたんですね。
それに微力ながら地域に愛され支えられる存在でありたい私たちの願いも入れてもらえたらと思って名付けました」
思いと誇りと願いが詰まった、一人でも多くのみなさんに味わってほしいカレーですね。
今日はありがとうございました。